この本を読んだきっかけ
応用情報技術者試験というIT系の資格に挑戦した際に、マネジメント関連の問題が出題される中、勉強していない範囲から出たときに全然答えられないことがあり、少し足りない自分にイラついてこの本からあらためて勉強しようと思い勉強のため読んでみました。
まとめ(詳細はその後に記載)
仕事で案件に関わった中ででてきた知識、単語がたくさんでてきてやはり基礎の部分なのだと改めて感じることができました。
もっともきになった要素として以下3つを上げます。
- 目的を明確にすること
- 各フェーズにおいて成果物を決めておくと達成基準が明確になる
- オーナーやステークホルダーへのプロジェクトの理解度
詳細は後ろに記載していきます。
目的を明確にすること
プロジェクトにおいて、誰が何をするのかが明確になっていない、達成基準がないということはモチベーションの低下や進捗状況の把握ができないなど様々な問題が発生してしまいます。また、プロジェクトにおいて、関係者が同じ方向を向くためにも目的を常に意識できるようにしておくことが重要です。
各フェーズにおいて成果物を決めておくと達成基準が明確になる
目標として、成果物を達成基準とすることで、各フェーズにおいてどんなことが必要になってくるのか検討材料とすることができるのが大きいということがわかりました。
私においては、フェーズとして、提案⇒設計⇒構築⇒納品⇒運用 といった流れになりますので提案フェーズであれば提案書、ヒアリングシート 設計であれば、パラメータシートや設計書など作るものがはっきりしていると動き出しも早いですしなにより見える化がしやすいのが大きいと思います。
オーナーやステークホルダーへのプロジェクトの理解度
プロジェクトにおいては社長や役員などの決定権を持つ方々、ステークホルダーにも該当する方になりますので、どうゆう目的で何を進めて、どんなリソースが必要となるのかを理解していただく必要があります。必要性を理解していただくことで有能な人材を集めていただいたり、メンバーの上長にあたる場合もあると思うので管理者として積極的にサポートをしていただけると思います。
私の場合だと、案件メンバー(エンジニア、営業)とお客様との案件概要の理解をより深めていける資料作りを行うことで手戻りやトラブルを未然に防げたらと思います。
感想
社会人になってからやってきたことの復習となるような本だと感じました。今まで先輩を見てきて学んだことが間違っていないことを知れました。スケジュール管理などはWBS、ガントチャートなど入社して1年後くらいには自分でつくったりしてお客様と管理をしていた時もありましたので本書でまなんだことが基礎であることを忘れず、具体的な手法などを学んでいきたいと思います。
お求めやすい価格かと思いますので、初歩を学びたいかたにはぜひおすすめしたいと思います。流れも物語的な書き方なのでイメージのしやすいものになってます!